地方財政分析の基礎
 
        このページでは地方財政分析を通じて、 以下の項目のためにどのような取り組みがあるのかについてご説明します。
        
 - 現状を知る
 - 維持、改善に向けてアクションを取る
 
地方財政分析に対する現状理解  
 
        本地方財政分析では
        RESAS
        および
        株式会社価値総合研究所 地域経済循環分析の解説PDF
        を利用しています。 本分析のデータを用いて、地方財政の現状を知り、
        どのようなアクションが必要なのか、選択していきましょう。
      
 地方財政を理解する  
 
        地方財政を理解するためには、都道府県、市区町村の役割について理解する必要があります。
        参考文献[2]から、この役割について抜粋したものを示します。
        
 都道府県や市町村は、学校教育や福祉・衛生、警察・消防、道路、下水道などの整備といったさまざまな行政分野の中心的な担い手であり、国民生活に大きな役割を果たしています。 ここでは、個々の地方公共団体の財政の集合である地方財政について、普通会計を中心として、平成30年度の決算の状況、地方公共団体の財政健全化への取組などを紹介していきます。
        Anastasia
        では、市区町村を対象としますが、これらの財政は学校教育や福祉・衛生、警察・消防、道路、下水道といった、
        個人では行うことが難しい事象に対して使われています。本ページではこの点を理解しながら、地方財政とは何かについて学びます。
        
 地方公共団体の会計は、一般会計と特別会計に区分経理されていますが、 各団体の会計区分は一様ではないため、決算統計では地方公共団体全体の財政の状況を明らかにするとともに地方公共団体相互間の比較を可能とする観点から、統一的な方法により、一般行政部門の会計を普通会計として整理し、その他の会計(公営事業会計)と区分しています。
        地方公共団体の会計の決算統計上の分類を理解することで、実際に地方財政が何を対象としているのか知ることができます。
        市区町村(引用内では地方公共団体と記載)では、会計区分は様々であるため、
        決済統計によって各市町村の財政状況を理解、比較することが区分経理の目的です。
        地方公共団体の会計の大まかな区分は、
        参考文献[2]
        をもとに作成した以下の図を見ながら理解しましょう。
         
 主要財政の理解  
 
        分析コンソールでは、以下のグラフの作成が可能です。
        
 - 主要財政指標比較レーダーチャート
 - 財政力指数の推移
 - 経常収支比率の推移
 - 実質公債費比率の推移
 - 将来負担比率の推移
 - 実質公債費比率の推移
 - 将来負担比率の推移
 - 人口あたり職員数の推移
 - 人口 一人当たり人件費・物件費等の決算額の推移
 - ラスパイレス指数の推移
 - 目的別歳出決算額の比較(構成比)
 - 目的別歳出決算額の比較(人口 一人当たり水準)
 - 一人当たり地方税
 - 一人当たり市町村住民税法人分
 - 一人当たり固定資産税
 
        地方財政分析を行う上で、最も利用するグラフは各市区町村の主要財政指標「主要財政指標比較レーダーチャート」かと思われます。
        主要財政指標比較レーダーチャートについては、
        RESAS
        による解説動画がありますのでご利用ください。